Column Vol.13
沖縄科学技術大学院大学(OIST)と連携〜水路記念日における長官感謝状贈呈〜
第十一管区海上保安本部 海洋情報監理課
沖縄科学技術大学院大学(OIST)と連携〜水路記念日における長官感謝状贈呈〜
第十一管区海上保安本部 海洋情報監理課
令和4年9月12日の水路記念日※1にあたり、多年にわたり海上保安庁の海洋情報業務に貢献した沖縄科学技術大学院大学(OIST)※2に対して、令和4年9月に海上保安庁長官感謝状を贈呈しました。
第十一管区海上保安本部とOISTは、平成24年3月に「業務協力に関する協定」を締結しました。以来、両機関は、10年以上にわたり連携して海洋の調査及び研究を行い、沖縄周辺海域における潮汐モデル及び海洋の流れのシミュレーションの開発など、様々な共同作業を進めてきました。
令和2年には、その一つの成果として、ダイビング等のマリンレジャーが盛んな、慶良間列島周辺の潮流モデルが開発されました。この成果は、本海域における当庁が行う海難発生時の捜索活動や漂流物の漂流経路の予測に活用されるほか、一般の方がマリンレジャー等に利用して頂くために、海上保安庁が運用する「海洋状況表示システム(海しる)」で視覚的に閲覧できます。
今後も第十一管区は、事務所も含めOISTと連携して国民の安全・安心に貢献していくこととしています。
※1 水路記念日とは
明治4年(1871年)9月12日、兵部省海軍部に、測量から海図作製までを一貫して行う水路業務(現在の海洋情報業務の基礎)を使命とする水路局が設置されました。これを記念して、9月12日が水路記念日となりました。
※2 沖縄科学技術大学院大学(OIST)とは
沖縄において世界最高水準の教育研究を行うことにより、①沖縄の振興と自律的発展、②世界の科学技術の発展への寄与を目的として、開学した大学院大学